更新日:1999年2月27日

いろんな種類の言葉の映画がある

何をいまさらとなりましたが、「いろんな種類の言葉の映画がある」についてのお話です。
まず、私は南寄りしか知りませんのでご了承下さいね。

僕が知るには、ヒンディ語とマヘーシュトラ語とタミル語とテルグ語とマリヤリ語とテルグ語とカンナダ語のがあるんです。
映画のお話です。言葉はもっとたくさんありますという事らしいです。
インドといってもたくさんの州から成る国で、それぞれの州がそれぞれの文化や異なる言語をもっていたりします。
方言のような感覚ではありません。
州を越えれば別の國。俺ってよそ者っ?の世界です。
同じ国でも日本と同じようには考えられません。
といっても,昔,東北のガススタンドで兄ちゃんと話せなかった時ショックだったっけか。
スマイルで切り抜けた思い出もありますけどやっぱり違います。
一方で"まぜまぜ"の国インド。文化も混ざり,複数言語を知ってる人も多々です。

南は血が熱く田舎で保守的な為?それぞれの言葉と文化がわりとはっきり残ってます。
北は、混ざりすぎて?ヒンディ語ひとつでも生きて大丈夫だったりするそうです。。
適当な事言ってるかもしれませんので,興味ある人は勉強して僕に教え。。あ,いや,頑張って下さい!
だいたい言語圏によるそれぞれのニーズで映画が公開されています。
例えば文化のスポンジ−カルナータカ州ではさまざまな言語を見れます。お得っ!
逆に北はヒンディ一本っ!その分,いろんな映画を長く見れるんですよ!お得っ!

便利な事に私たちビギナーなインドファンにとってはどの言葉も理解できないので同じです。
どの映画も見れるじゃないですか!
お得ですね!!どうですそこの若奥様!え、あらやだ私??

前置き長くなりましたが、この「いろんな種類の言葉の映画がある」というのが僕がインド映画に魅力を感じる理由の一つです。
インド映画がヒンディ映画だけだったらつまんないし、タミル映画だけだったらつまんなかったと思います。
いやだー。想像しただけでコワイ。こわいこわい。「リング」(見ていない)よりきっとコワイぞ!

インドでは「言葉」が分かれているだけでなく、ビジネスもそれぞれ分散しているんですね。
例えば,当然,吹き替え映画の同時公開なんかあるんですが、その場合,それぞれの言語版で音楽カセットの発売会社や広告の仕方まで独自の展開をします。
同じ映画なんだから、ポスターの写真とか同じの使ってもよさそうですが。

でもこれがインド映画の「強さ」でもあると思うのです。

他の言語の映画(会社)に負けないように気合いいれるわけです。
ある時期に一方が衰退しても一方にはあまり関係ありません。
ビジネスも分散してますし。
むしろチャーンスとさらに気合いをいれちゃったりして。
また勢いのない方も,ビジネス以外に文化を背負っている面もあるのでクヨクヨしてられません。
自分の文化を応援する観客もいっぱいです。
文化の違いは,面白さの多面性を引き出しもします。

それぞれの言語の映画界にはそれぞれの大小があります。
だけども、面白さはアイディア次第!
ビジネスが大きければ,面白いというワケでもありません。
大にも小にもそれぞれの問題があるのでしょうね。

「いろんな種類の言葉の映画」の戦い。
どんな映画であろうとも、同じような映画館でスクリーンに映し出され,如何に観客を魅了するかという点ではどの映画であっても条件は同じです。
僕はそのせめぎ合いを見ながら,にやにやしているのです。

やはりヒンディ映画だっ!
これからはタミル映画だっ!
ひょっとしてカンナダ映画が今熱い?

あ,ふらふらもしてますね(笑)


つづく。


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