更新日:1999年11月23日

映画が違う言語をまとう時



インド映画では、ヒット作になれば別の言語になって別の州で再上映されたりします。

多数の言語の中でも対象言語となるのは、ヒンディ、テルグ、タミルなどの各映画産業です。
いろいろなケースがあります。

字幕よりも、別の声優/俳優さんによる吹き替えの方が一般的です。
最近だと、ヒンディ、タミルでの両言語同時(期)公開という大規模な映画も多くなってます。
来年日本で公開予定の「JEANS」や「Dil Se..」はそうです。

そうでなければ、一箇所でヒットした映画がその後、別の場所で吹き替えされて公開されるというケースもあります。
製作サイドにとっては安上がりなやり方ですが、別言語の映画界のスターが主演しているというリスクもあります。
逆にその俳優を売ろうという意欲的な方法なのかも。
いずれにしてもその映画に強力な魅力がもとめられます。

さらに進むと、現地の俳優と総入れ替えして同じ物語でリメイクというケースまであります。
これは映画というよりも脚本が移動したというべきでしょうか?
できあがるのは当然、別映画ともいえるとも思います。
一昔までは、この方法が吹き替えよりもむしろ多いケースだとも聞いています。

また変わったケースでは、同じ主演俳優なんだけども別言語バーションをリメイクしたケースまであります。
ミセスダウトのインド版でもある、カマルハッサンのタミル版「AVVAI SHANMUGI」からヒンディ版「CHACHI 420」がそうです。(ややこしいですね;;)
2度目のヒンディ版でさらに完成度が増してるという恵まれた映画です。
どっかのTVゲームのなんとか'(ダッシュ)みたいな(笑)

ここまで違った言語で作られるというのは、インド国内でも言語のカベってのは大きいんですねと感じます。

例え吹き替えられていたとしても、やはり地元の球団..じゃなかったスターの出演する映画に運ぶわけです。
また当然、「自分の理解できない言語の映画を見る」というケースはかなりマレのようです。
映画館のおっちゃんに、
「ヒンディ映画じゃないぞ!カンナダわかるのか?」
などと聞かれた事があります。
ぜ、ぜんぶわからんって;;;ちょ、ちょっとヒンディで話しかけられても。。ねひん!

いやぁ、保守的な方々が多いんですよね(笑)地元根性というか(笑)
でも逆にそのおかげで各地方の映画が盛り上がってもいるんですよね。
インドのそれぞれの映画を同じ秤で見れてしまう外国人の方がお得!?というのも不思議なものです。

最近、日本でも盛り上がってきてますからね。。。。。。。はっつ!

じゃ、つぅっと何かい?「ムトゥ」がテレビ放映される時には日本語吹き替えられるの??
字幕ではなくて!
お茶の間に!
衛星放送とかで見てるんじゃなくて、おじいさんおばあさんがコタツに入ってみかん食べながらラジニを!

誰がだれがダレをだれがダレに誰誰だ、、、、どの役を演るの?????

どっかでこんな話題あったっけ???
例えばアイシュワリヤライは誰が!等、世のアイシュワラー達(ファンの事)の間ではスゴイ論議を巻き起こしているハズだっ!
ええ?ドコドコドコ???

テレビの音声切り替えスイッチを押せばタミル語が!し、新鮮だっ!

。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。。はっつ!

つぅと、音楽シーンはどうなるの?

やはり無難にその部分だけ字幕??
いやっつ、やはりやるならば完全吹き替えだろう!!
Mr.郷があーちーちぃ!と、ゆーよーに(笑)ゲリラライブだぁー!てぃらーな、てぃらーな♪(笑)

そうすっとそれが日本版として音楽CDが売られ!
で、カラオケ屋にも入ると!

おおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!(どわははは!)


と、寒くなってきた夜更けに妄想は続くのでありました。。。


さらに、[さらに楽しむ]の頁へ

ご意見、ご感想は こちらまでよろしくお願いします。
[ インド映画を ]
見に行こう!