更新日:1998年11月7日

映画と映画



どぉも、同じ映画とは言っているもののインドと日本での映画に対する認識が違うように思います。
特にファーストデーファーストショー(公開初日一回目)に現れる方々は。

彼らにとっては、映画は、コンサートであり、ライブであり、はたまたスポーツ観戦のようにも感じます。

もちろんコンサートだってクリケットマッチだって別にあるんです。
けれどもその要素が強いのではないかと。
人々を見ていて、そのような楽しみ方をしているのではと度々思います。

日本での映画はその物語の筋があり見せ場がありと「映画」というものに一つの認識があるように思います。
インドでの映画もそれらの要素をもちろん含みますが、それだけではないと思います。

だからその物語の筋がイマイチでも、

などなどの楽しみ方があるように思います。

だから、音楽シーンが終わって「もう一度!」などというのかもしれません。
だから、キマリ台詞の所で先に叫んじゃうのかもしれません。
そもそも音楽シーンも見せ場なんです。5,6曲の見せ場の他に映画の見せ場があるともいえます。

人々は、その為に何度も映画館に足を運び同じ映画を楽しむのです。

映画の料金も日本ほど高くありません。
当り前のようにその場所へ赴く人もいるのでしょう。

娯楽の要素テンコ盛りのインド映画。
そういう映画とは違う映画に自分が魅かれているのは間違いありません。

これだけ娯楽が少ないインドだからその要素を詰め込んだのかなあ。
安くさまざまな人が楽しめるし。
いやいやそんな薄べったい理由だけではあるまい。
などと謎は深まるばかりです。

今回はいつも以上に「かもしれません」「思います」「ようです」「カンジです」等と並べまくってますね。
ちっとは、取材でもして確認しなさいっていう気もしますが、実際に何だと聞いてもこう答えるのでしょうね。

「何かって?ムービーだよ!」


つづく。


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