更新日:1998年11月15日

インド映画の間[ま]



いわゆる大ヒット作ともなると観客の目を釘付けにしたまま離しません。
一方で、離させてくれる比較的フリーな(笑)映画もあります。ここでは、仮にレギュラーな映画(笑)とします。
いやいや面白くない映画ではありませんよ;;レギュラーな映画です;;;;
ココロをおおらかにしなければ、キラリと光る何かに出逢う事はできません!

で、レギュラーな映画では、間[ま]が違うなあとよく感じます。
それは日本でよく目にする映画の間ではなく、テレビドラマの間です。
テレビアニメの間ともいえるかもしれません。
10数話以上からなる番組ではたった2時間の映画にはないさまざまな娯楽の要素があります。
その1話、1話が独立するテレビでは比較的、娯楽の自由度があります。
時にはコメディやったり、時にはシリアスで攻めたり。

同様に、レギュラーな映画では、3時間の上映時間にいろんな要素がぶち込まれます。

「物語の流れ」よりも「その時その瞬間!」が優先されている気もします。
色々な要素を楽しまずにはいられない、欲張りな風潮なのかもしれません。
また、それは万人向けともいえますね。
映画の全般がその人の好みでなくとも、或る部分が良ければ観客は満足するかも。
慣れてくると、「あの歌のシーンは良かったなあ」等とすっかり術中にハマった私のようなモノもいます。

またよくあるのが、有名俳優をぽんと中間あたりで持ってくるパターンです。
あの俳優さんはいつ出てくるのだろうとオロオロしてると、
バーンとインターバルの前に持ってきたり、下手すると後半にやっと登場というのもあります。
結構よく使われるニクい演出です。

まだツジツマや全体のバランスが合っていれば良いのですが、

ええーっ、なんでその展開ーっ???とか、
なんでこのシーンをいれるー????とか、
結局、それ(そのメッセージ)が言いたかったのかーーっ??などなどと

「物語の流れ」を比較的重んじる日本人(?)の一人である私にとっては、どうしても解せない部分がある場合も多々です。
逆に、「物語の流れ」に縛られる事のない奔放なストーリー展開を楽しんでもいます。

まだまだ不思議だらけのインド映画の間。
これを理解できた時、私はインドの文化をまた一つ知る事ができるのかもしれません。
なーんて事実は全然重くなかったりするんでしょうか、これが。


つづく。


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