更新日:1998年12月05日

ヒーロー、ヒロイン登場!




ヒーロー、ヒロインの登場シーンは、映画を見る時の楽しみのひとつです。
どのように登場してくるかっというのは、どの映画も避けられない通過儀礼ですね。
今回は何をやってくれるんだと毎回ワクワクしています。

まずタダでは見せてくれませんよね!
ズシャッ、と地面を踏み鳴らした足から登場とか、ヒロインの耳元から口元へいってー、目のドアップ!
はい!イイネイイネー。
はぁい、そこでスロー。

「ヒーロー」「ヒロイン」というものがしっかりと強調されます。
が、それは日本で見られる一般的なものと違うと感じます。

日本で見る一般的な映画やドラマでももちろん「ヒーロー」「ヒロイン」がいます。
主演男優、主演女優といわれているのが一般的ですね。
しかし、どちらかというと「自然な演技」というものが要求されている傾向があると思うのです。
カッコよさとか、かわいさは、自然な演技の中でさりげなく出てくるものでしょうか。
それらが表に出てくる事は少ない。もちろんミュージカルやコメディはありますが。
さりげないカッコよさへとその魅力が多様化、細分化されている気もします。

インド娯楽映画での「ヒーロー」「ヒロイン」とはこれらとの違いがあるように思います。
「ヒーロー」は最大限に「ヒーロー」するべくカッコよく勇ましく力強く映し出されるし、
「ヒロイン」は最大限に「ヒロイン」すべく美しく可憐に映し出されていると感じます。
そこには、「ヒーロー」「ヒロイン」という絶対的なお約束があるようにも感じます。

それゆえ、低予算映画になるとその辺の兄ちゃんが「ヒーロー」します!
なんかおかしく、ユーモラスなんですが、それでもしっかり「ヒーロー」してるんですね!

これって昔の日本にもあったと思います。
「お約束」を越えて「今」があるのだと思いますが、今そのお約束を持ち出しても結構面白いのではと考えたりもします。

この「お約束」が今後インドでどうなっていくのかも楽しみです。
変化するものなのか、それとも不変なものなのでしょうか。

「ヒーロー」「ヒロイン」の「今」と「昔」。。。あれ?
おいおい、なんか話しが小難しくなったぞ、どうすんだ!カーるいノリでいくハズだったのに!
また今度やり直しっすね!


また今度。。。。。に、つづく


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