今ごろ、ファーストデイファーストショーが行われています。
映画館を見ると、ロビー辺りでたくさんの人々がわらわらとしています。
Intermissonの時間のようです。
するとその時、閉じた門の中から一人の男が出てきました。
男はパァと開いた手を挙げ首を傾げました。
「−だ−めだっ。お前ら見ない方がいい。損する。家にいた方がマシだ。」
そう言って男は去っていきました。
要するに、映画の前半だけ見て「こりゃつまらん」と出ていったのです。
「おいおいおい、つまんないんだってよ」と、周りでざわめきます。
かと言って、映画をあきらめるヤツなんかいないんですけどね。
しっかし、男は何を見たのであろう。
そして、ファーストショーの人々は何を見ているのであろうか??
そそそんなにヒドイのか?期待作なのに。
そもそも後半を見ないとわからないじゃないかっ。
インド映画はインターバル以降、物語を180度ガラッと変える事だって少なくないぞ。
アレコレアレコレ。
せっかくお金を出して見るんだから最後まで見なくていいのか?
いや、それは貧乏性の私だけ?
男は映画がそもそも好きではないのだろうか?
なんか用事があって最後まで見れないもんだからスネてんじゃないのか?
いや、男は映画を愛するあまり、出来の悪い映画を見るに耐えられなくなったのだろうか?
いや、愛するんだったら最後まで見るべきだ。
いや、それは観客としての自由だ。
いずれにせよ僕らもそれを確認するのだ。
男は何を求めているのだろうか。。。。
あっと、あれこれと考えているうちに、
閉じられていた門が今開きます!
チケット待ちの連中は一斉にダーッと走り出しました!
そりゃあ、負けずにチケットカウンターに走れえーっ!!
つづく
P.S.映画は面白かったです。未だ男が出てきた理由が分かりません。。。。
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